PFOA、PFOSって何?-新たなる水質汚染の恐れ。

2019年5月22日

先日のNHKの深夜のドキメンタリー番組で、アメリカのある地方で水の中に混じっている、PFOAが体内に大量に蓄積し重症の潰瘍性大腸炎にかかり、再起不能になってしまった老人の事を、取り上げていた。

PFOA、PFOF、あまり聞き覚えのない言葉ですが、フッ素を含んだ人工フッ素化合物で、撥水剤、防水剤、グリース、オイル等に使用されているそうです。

20年ほど前までは、焦げ付かないフライパンや、防水加工の服、消火剤など便利な製品に数多く使われてきました。自然界ではほとんど分解されないため、工場などから漏れ出したこの物質が、今も環境中に残り水を汚染し、その水を長期間飲んだ人の体の中に蓄積され、冒頭に書いたような症状や、癌などの健康被害を生み出しているようです。

今まで人類が経験したことのない、新しいタイプの汚染と云われています。

健康勧告値70ナノグラム、(私にも、この数値がどのくらいなのかイメージが取れませんが)これ以下なら一日2リットル、70年間飲み続けても問題はない、と云われていますが,この勧告値をもとにアメリカ各地を調査した結果、深刻な事態が次々と見つかったとのことです。

日本はまだまだ数値的には、アメリカほどの問題にはなって居ないようですが、沖縄の米軍基地のそばでは現にろ過装置が起動しているとのことですし、横田基地周辺の地下水も結構高い数値を示しているとのことです。

私の住まい、道場のある羽村市は、横田基地の隣のような位置です。水道水は今もほとんど地下水です。

大丈夫かなと少し心配にもなりますが、私などはもう年齢的にも問題はないと思いますが、若い方たちに影響の出ないのを祈るばかりです。

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