2019年4月

  • 2019年4月12日

    私の妻は、30代後半に無理がたたり、急性膵炎になってしまいました。あと30分遅れたら手遅れだったと医師から大変叱られました。でもそのくらい急な出来事でした。それがもとで妻は糖尿病になってしまいました。それから数十年妻は当然のことですが、毎食前にインシュリン注射を打っています。傍で見ていてかわいそうなようですが、こればかりは如何する事も出来ません。

    ところがつい最近の事です。テレビの健康番組を何気なく見ていると、ある医学博士が、食事の前にメカブ(わかめの胞子葉)を食べると血糖の上がるのを抑えることができると言っていました。早速試してみました。驚くなかれ、効果覿面。奇跡のような出来事です。

    ネットで調べてみると、このような食事法を、”シーベジタブルファースト”というのだそうです。メカブの持つあのぬめりが、腸壁をコーティングし、糖分が腸壁を通り抜けて、血管内に入って行く事を阻止してくれるのだそうです。まだ始めたばかりなので、コントロール出来ないこともあり、色々と調整中のようですが、うまくいけば、だいぶ体が楽になるのではないかと期待しています。

    我々が住むこの自然界は、緻密なバランスの上に成り立っています。どこかでバランスが崩れたら、それをフォローし、元の正しい状態に戻してゆく力を必ず持っているのだと思います。人間もこの自然の一部です。人間だけが特別という事はありません。従って人間が肉体的、精神的にバランスを崩した時、必ずそれをフォローしてくれる事が出来るようになっているのだと思います。ただ人間がまだ、そのことを完全には理解できていないだけなのかもしれません。

    科学的にいろいろ考えだすことも大切な事ですが、自然が与えてくれている力を、もっともっと探し出し利用してゆく事、これも大事なことなのではないでしょうか。妻の様子を見ながら、こんなことを感じています。